うまくなるラップのやり方
今年で26歳。
もうラップを始めて10年近く経つ。
高1の時に見よう見まねでラップを書き始めたのが最初だから、ラップとは結構長い付き合いになっている。
思えば、始めたての頃は右も左もわからなかった。当然だが。
「ライム?韻?母音を合わせたらええの?」
「フロー?...どういう意味?」
「ビート?トラック?どう違うの?(←ほとんど違わない)」
今考えればどうでもいいことで悩んでいた。
今の始めたてのヘッズがそうであるように、雑誌やインターネット(ウィキペディア見まくった)で情報収集したものである。
その後ラップから離れた時期(1年ぐらい)もあった。
紆余曲折を経て
「ラップ、音楽は最高の遊びやな」
と改めて思う。
同時に周りを見渡せばラップから離れていったやつもいる。
別にそれ自体は悪いことではない。他にやりたいことが見つかることは素晴らしいことである。
(mummy-dも「ヒーロー」「changes」でそのことを歌ってる)
しかしラップが嫌いでないのに辞めていったやつらがいる。
理由は様々であると思うが
「うまくならない」「結果が出ない」「周りから良いと言われない」
というものがあるはずだ。
なので
「こんなこと続けていても意味がない」「ラップなんてくだらない」となり
最終的にラップから離れてしまう。
過去の俺が正しくそうだった。
大学に入ったが馴染めなさから不登校になり、半引きこもりになった。軽いうつ病だったと思う。
そんな中一人ですがるように曲を作っていた。
しかし上述のような思考に陥り、最終的には
「俺にはラップが合ってないんや」
と結論付けてラップから距離を置いていた。
ヒップホップに魅かれる人種は「自尊心(俺はすごいやつ!という気持ち)」が大きい傾向があると思う。
ゆえに自分の自尊心と今の結果のギャップに耐えられなくなり
「俺は才能がない」「俺には向いていない」「俺はラップ好きじゃない」と自分を正当化するのだと思う。
もったいなっ!
数多ある音楽の中からラップ選んで聞いてるやつが嫌いなわけないやん!
才能なんて何をもって才能っていうねん!
才能がないから結果が出ないのではないのだ。
「うまくなるラップのやり方」をしらないから結果が出ないだけなのだ。
ラップから離れた当時の自分がこの方法論を知っていたら、中断せず楽しんでラップを続けていたと思う。
何より「苦しみながらラップをする、曲を作る」というあの謎の精神状態を味合わずに済んだと思うのだ。
このブログではそんな、
過去の俺のようなやつがもっと楽しんでラップを続けられるように、
そしてラップを始めてみようという人の良い入門論となるように、
また現役ラッパーへのラップ方法論となるように、
記事を書いていく。
みんながラップを音楽を楽しんでやれるようになれば最高である。