うまくなるラップのやり方⑨二足のわらじのススメ⑴
うまくなるラップのやり方⑨二足のわらじのススメ⑴
今回は一見ラップと関係ないように見えて、実はめちゃめちゃ重要なことを書いていこうと思う。
本当にささいなことだけれども、これを理解して実行している人としていない人のラップでは大きく差が出ると確信している。
これは初心者のみならず、すでにキャリアのあるラッパーにも大いに役立つことだ。
ぜひ心して読んでほしい。それではいこう。
「二足のわらじ」と言う言葉がある。
専門分野や職業などを2つ以上持っている人を指す言葉。
例えばアメリカのスポーツ選手などは二足のわらじが多い。
学生陸上チャンピォンが同時にアメフトの州代表選手なんていうのもよくある話だ。
「バスケの神様」マイケル・ジョーダンは一時プロ野球選手をしていたことをご存知だろうか?
しかし日本では複数の分野を同時にやることはあまり歓迎されていない。
「~道」と言う言葉があるように、一つのことを極めるのが良いとされる雰囲気なのだ
今の日本で
「バスケで日本代表なりたい。でも水泳もしたい」
などというと
「そんなスポーツは甘くない。二足のわらじはやめて、一つだけに専念しなさい。」
と怒られることだろう。
これはラップにも言える。
「ラップだけで食ってます。」
「ラップ以外趣味ありません。」
という人のほうがラップに関して精通しているように聞こえる。
しかしこの
「二足のわらじはダメ!」
「一つのことだけを専念している人がすごい!」
という空気は、実はラップにとって
めっちゃ悪影響なのである。
「え?ラップ上手くなるのにはラップだけやってちゃダメなの!?」
と驚かれる読者もいるかもしれない。
しかしその通りなのだ。
それはそもそも良いラップとは何なのかと考えるとよくわかる。
うまくなるラップのやり方⑩二足のわらじのススメ⑵に続く