書を読んでクラブに行こう 玉井幸助(タマイコウスケ)公式ブログ

ラッパー/トラックメイカーの玉井幸助(タマイコウスケ)の公式ブログ。

ZORN / Rep feat. MACCHO っぽいトラックの作り方

ZORN / Rep feat. MACCHOっぽいトラックの作り方を解説。
 
あのかっこいい曲みたいなのを作ってみたい…
それはトラックメイカーなら誰しも思うこと。
 
プロの曲をいきなり完全再現は難しい。
けれどポイントを押さえれば、似たようなトラックは簡単にできる。
 
この記事では、最初にポイントを解説。
そのあと、パート別の解説とトラック全体の展開を説明する。
 
とても簡単な内容。
これを読んでトラックを作ってみよう。
 

重要なポイント

この曲のポイントは3つ。
 
・トラップのドラム
・マイナコードのリフ
・ぶりぶりのベース
 
この3つを押さえる。
すると簡単に作れる。
 
じゃあ作っていこう。
 
最初に全体的な設計図を話しておく。
 
・ドラム
・リフ
・ベース&サブベース
 
が大まかなパート。
 
それにイントロの
・シンバル
・ベル
 
これらで完成。
 

トラップのドラム

じゃあドラムから作っていこう。
BPMは91。
 
ドラムはベタなトラップのリズム。
 
トラップのリズムとは?
 
ゆっくりのキック&スネア
速い(1/16)ハイハット
 
これは聞いたらすぐわかる。
最近流行りのトラップのドラムは全部この感じ。
 
この曲はドラムのオカズとして
・1/24、1/32のハイハット
・1/24のキック
がある。
 
はい、ドラム完成。
 

マイナコードのリフ

次にリフ。
この曲のキーはA。
※よくわからん人はへー、と思っといてくれたらいい。
 
それでマイナーな感じのメロディ。
これもトラップの曲の特徴。
 
lil Pumpの「Gucci Gang」とかも、マイナーの短いリフを繰り返す。
 
具体的には、
 
ファ#→ラ→ソ#→シ→ラ→ソ#→ファ#→ド#
ファ#→ラ→ソ#→シ→ラ→ソ#→ラ→ド#
 
これ。
めちゃ簡単。
 
音色はトイピアノっぽいやつを選ぼう。
 
はいリフ完成。
 

ぶりぶりのベース

次ベース。
この曲はベースが重要。
 
ベースは2つ作る。
ぶりぶりのメインベース。
控えめのサブベース。
 
まず、ぶりぶりのメインベースを作る。
音色は、中ぐらいの音域まで音があるのを選ぶ。
低音だけのおとなしいベースじゃない、ってことね。
 
それで
ファ#→ド#→1オクターブ下のファ#(→ミ)
を最初の8小節。
 
次に
レ→ド#(→ミ)
を8小節。
 
(この曲は、このベースでコードが変わるところがいいよね!)
 
メインベース完成。
 
次、サブベース。
サブベースっていうのは、控えのベース。
フック(サビ)が終わって、ラップの最初の方は、サブベースだけになる。
控えめなベースで雰囲気を抑える。
次にでかいぶりぶりメインベースがなる。
するとメリハリがついてかっこいい。
 
音色はサイン波の単純なベースでオッケイ。
フィルターやEQで低音だけにする。
 
サブベースのメロディはメインと同じ。
 
はいベース完成。
 

残りのパート

じゃあ残り、イントロのパート。
 
ベルの音。
 
ファ#ド#レ
ファ#ド#レミ
 
そしてシンバル。
 
はい完成。
めちゃ簡単ね。
 

全体の展開

イントロが
・ベース&サブベース
・シンバル
・ベル
 
サビが
・ドラム
・リフ
・ベース&サブベース
・シンバル
・ベル
 
バースが
前半
・ドラム
・リフ
・サブベース
・シンバル
・ベル
 
後半
・ドラム
・リフ
・ベース&サブベース
・ベル
 
という展開。
 

まとめ

最後におさらい。
 
・トラップのドラム
→ゆっくりキック&スネアとチキチキハイハット
・マイナコードのリフ
・ぶりぶりのベース
 
みんなも作ってみよう!
 
▼参考にしたトラック ZORN / Rep feat. MACCHO 【Official Music Video】
 
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▼3分で1曲とは?
作詞、作曲、録音、マスタリング、撮影を3分で同時に行い、1曲を完成させるタマイコウスケのパフォーマンス。タマイが面倒くさがり屋のため、全て即興で行われる。
トラックメイクとラップを同時にする 3分で1曲
 
▼玉井幸助(タマイコウスケ)って誰?
京都府宇治市出身。
ラッパー、トラックメイカーとして「タマイコウスケ」名義で音楽家の活動。
6才でピアノを始める。以後、ギター、ベース、ドラムの演奏。高校時代にロックバンド結成。
16才でラップと作曲を始める。初めての機材はMPC1000。
大阪の梅田のサイファーで10年弱フリースタイルラップの技術を磨く。
2012年渡米。以後、アメリカ(ニューヨーク、LA)、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)、イギリス、中国、香港、ミャンマーキューバ等、世界各地でパフォーマンス。
2011 BBOY PARK under 20 準優勝。
2019年、Creepy NutsR指定もメンバーの梅田サイファー「Never Gets Old」参加。
 
帝塚山高等学校卒業。
自学でセンター試験平均91点獲得。
大阪芸術大学の映像学科へ。
日本ドキュメンタリー映画第一人者の「原一男」に師事。その後休学。
京都から沖縄まで野宿しながらの徒歩旅行をキッカケに退学。
2016年ソフトバンク大学入学。3ヶ月で自主退学。
2017年イギリスのオックスフォード大学に訪問。
 
作家として活動。
旅、読書術、お金、記憶術などについての本を出版。
著書10冊。
主著に「だから仕事がつまらない」「速旅多旅」等。
 
また読書好き。多いときは月4000冊読む。
速読講師の経験あり。
今、好きな作家は、東京大学法学博士で社会学者の小室直樹さん。
 
旅好き。
今まで世界18カ国に旅行・滞在。
初めての旅は高校時代に鈍行列車で行った熱海旅行。
初めての海外は2012年のアメリカ横断(LAからニューヨーク)。
2012年に地元の京都から沖縄まで野宿と徒歩で旅行。
以後、アメリカ、フランス、ドイツ、キューバ等、様々な国で野宿旅。
2017年に世界一周。
 
自身の知識、経験を活かして、人生をより自由に生きるための情報をYoutube等で発信中。