書を読んでクラブに行こう 玉井幸助(タマイコウスケ)公式ブログ

ラッパー/トラックメイカーの玉井幸助(タマイコウスケ)の公式ブログ。

宇多田ヒカルの作り方から学ぶ,思いやりの気持ちとビジネス。ラップと読書

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今日は

 

楽家や芸術家が感じがちな

「なんであんなんが売れんねん」

という感情の原因と、

 

ではどうすれば売れるようになるか、

についての話です。

 

 

 

日本の音楽業界

 

宇多田ヒカルの作り方を読んだ。

 

宇多田ヒカルの作り方 (宝島社新書

竹村 光繁 

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宇多田ヒカルがデビューした1999年あたりに書かれた本。

 

宇多田ヒカルの熱狂的な大ヒット原因を、

日本の音楽業界、宇多田ヒカルの生い立ち、楽曲の分析から解明している。

 

 

この本で僕が感じたのは

 

 

日本の音楽業界およびリスナーに対する、著者の怒りや不満である

 

 

 

なんで売れない

 

P 23(当時ヒットを連発していた小室哲哉について、以下引用)

彼はこう思っているに違いない。

「どうせ、日本人は耳が悪いから、ピッチや曲構成なんていう、細かいことはどうでもいいんだ。酒飲んで酔っぱったときに、ノリノリになれればそれでいいのさ」

悔しいけど、そのとおりだからヒットを連発したんだよなあ。ホント、悔しいけど……

 

(引用終わり)

 

 

なんでこんな素晴らしい作品が売れない、、、

なんであんなのが売れるんや、、、

 

この気持ちは古今東西、数多のアーティストが感じているものであると思う。

 

なぜこのように感じるのか。

 

それは簡単で

 

相手を自分と同じとおもっているから

 

である

 

 

 

犬にキャットフードは売れない

 

考えて見てほしい

例えばあなたが何か映画を見たとき、その映画について製作者や評論家のように分析することができるだろうか。

 

いやできない。できないし、したくもないと思う。

 

ただ映画見て「面白かったー」「わかりにくかったー」というその程度なのが普通だ。

 

それでいいと思う。

 

しかし作り手は、作っている自分と同じレベルの理解を受け手に求めるのである。

 

なんでここがわからんねん、、、

ここが一番いいポイントやのに、、、

 

その気持ち自体は悪いものではない。

しかし、それがいきすぎてしまっている状態、つまり「自分が良いと思うものをなぜ良いと思わない」と考えるのはおかしい。

 

 

なぜなら人間はそれぞれ違うからだ。

同じものを見ても十人十色の意見がある。

どれが正しくてどれが間違っているではなく、それぞれがそれぞれにとって正しいのだ。

絶対的な正しさというのは存在しないのである。

 

別の例を出す。

猫のシェフが腕によりをかけて作った最高級のキャットフードが犬に売れるだろうか。

 

答えは当然NOだ。

犬が食べたいのはドッグフードで、キャットフードじゃないのだ。

だって犬は猫じゃないんだから。

それを無視して

なんでこのキャットフードの美味しさがわからんねん、、、

と憤っても、無駄なことである。

 

 

 

相手になりきって考えてみる

 

音楽などの芸術でビジネスを行うときに大切なのは

リスナーの気持ちを考える

 

ということだ。

 

それは、犬にキャットフードを売ろうとしてないか?と自己点検することでもある。

 

ではどうすれば相手の気持ちを考えられるのか。

 

それは簡単で、他人がいるときにその他人に成り切って考えてみるのだ。

 

電車、バス、買い物した時の店員さん、友達、、、

 

日常生活で他人と接する時、1分で良いから相手に成り切って考えてみる。

 

「今日赤い服着てるのは、赤が好きやから」

「写真集持ち歩いてるのは綺麗なものが好きやから」

「少し疲れ気味なのは最近仕事が忙しいから」

 

間違ってても良いので、相手に成り切って考えてみる。

 

その習慣をつければ、相手の気持ちというのを思いやることができる。

 

ともすれば、相手の欲しがっているものを相手に提供できるのでビジネスも成功する。

 

 

今日の話のまとめ

 

なんで売れない!

 相手の気持ちをわかってないから

相手になりきって考える習慣

相手の欲しいものを提供できる

 売れる

 

 

玉井幸助

1991年生。京都府宇治市出身。帝塚山高等学校卒。大阪芸術大学映像学科中退。地元京都から沖縄まで歩いて行ったのをキッカケに退学。愛称「たまこう」。「タマイコウスケ」名義でラッパー、トラックメイカーとして活動中。B-BOY PARK U20 mc バトル 2011 準優勝。バンド「TAMAKO the championbelt」ラップ担当。読書講師。「want02代表取締役。宇治で中小企業の社長向けにコーチングの活動。読書好き。月に1000冊読む。趣味は旅、絵を描くこと。甘いもの好き。特に芋ケンピ。やりたいことだけやっている。

 

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