うまくなるラップのやり方11「努力という間違い」
うまくなるラップのやり方11「努力という間違い」
日本では努力という言葉が美徳とされている
額に汗し、苦労を耐え、力を身につける
努力という言葉にはこんなイメージがあると思う
それはラップでも同じだ
「ラップはやればうまくなると聞いたから努力してラップ一杯やる」
それは
「1日16小節書かないといけない」
「毎日ラップをやらないといけない」
という意識に繋がる
この「~しなければいけない」という意識でラップをすること。
実はこれが一番いけない。
ラップに限らず日常において
「~しないといけない」という意識で行動を起こしていることがあると思う。
しかしこれでは上達は難しい。
なぜかというと
「~しないといういけない」という意識は無意識の反発を引き起こすからである。
これは心理学で検証されていることだ。
無意識というのは自分が気付いていない活動や思考のこと
例えば呼吸は「よし息を吸うぞ!いっぱい吸ったから吐くぞ!」と考えてしているわけではない。気づかぬうちにしているはずだ。これを無意識という
思考にも無意識がある。
そして「~しなければいけない」という意識はこの無意識の反発を受けるのである
つまり気付いていないが、実は反発を受けているのである
皆さんもあると思う
学校の宿題。明日までにしないといけない。しかし「ご飯食べてからにしよう」「ゲーム終えたらやろう」と先延ばしにしてしまう
実はこれは無意識の反発なのである
ゲームがしたいのではなく「なんとかして宿題をしない方法を見つけよう」と無意識が働くのだ
そして結局学校に行って授業中に話を聞かずに宿題を片付けたりするのである
つまり「~しないといけない」という意識は無意識の妨害を受ける。
それはディフェンスが多いところにわざわざドリブルしていくサッカー選手みたいなものだ。
とても効率が悪い
では最も効率のいいやり方とは何か
それは「~したい」と思うことをやることだ
皆経験があるはずだ。
やりたいゲームは睡眠時間を削ってでもやろうとする
学校の宿題は1時間でも苦痛なのに、だ。
「~したい」というのはとんでもないパワーを生み出す。
最も効率の良い方法は「やりたいことをやること」
だから「ラップしたくない」と思った時はやらないほうがいい
めっちゃ効率が悪い
その時はラップを休んで、他のやりたいことをしたほうがいい
ではなぜ反発を受けるのか
そのことについて次回は書いていく