セレンディピティなラップ2018/01/26
砂糖じゃないよ 黒糖使用
一味違う 独特な人
海外ドラマ 消してるテロップ
だって気持ち悪いねんもん
ヨボヨボじいちゃんと学生カバン
違和感 フェラーリが100円~(から)
ハタチの自分に似てるさかい
私を女優にして下さい
誰かに勝手を押し付けよう
全部覚えてるボイスメモ
ムードのない 関脇
グッドバイ エビバデ
うまくなるラップのやり方13「過去の自分に縛られない」
うまくなるラップのやり方13「過去の自分に縛られない」
良いラップとは「過去を超えるラップ」
それをするためには様々なことをやり、今までにない組み合わせを生み出すことが大切だと書いた。
今回はその様々なことをやるにあたって注意することを書いていこうと思う。
ラップしか聞かない人のラップはつまらないという風に説明したと思う
それは組み合わせの元になる素材が似通っているから、過去と似ているものしかできないからだ
では例えばラップ以外の音楽も聞こうとした時、自分はどのようにやることを選んでいるだろうか
「昔アニメの曲が好きだったからアニソン聴くか」
「昔バンドやったからロックを聴くか」
そう。
選ぶ基準というのは過去が元になっているのだ。
過去自分が経験した、もしくは馴染みのあるものに触れようとするのだ。
それは人間の本能なのである。
心理学的には「コンフォートゾーン」という。
なぜそんな本能があるのかというと簡単だ。
昔、自分たちの先祖が狩りをして暮らしていた時代を想像してほしい。
目の前に2つの森(狩場)がある。
一つは前からずっと狩りをしてる森(馴染みのある場所=コンフォートゾーン)
もう一つは行ったことのない森(未経験の場所)
ずっと狩りをしてる森については詳しいので危険が少ない。しかし行ったことのない森は猛獣がたくさんいて死ぬかもしれない。
つまりすでに馴染みのある安全な場所を好むものが生き残り、それが本能として俺たちにも受け継がれているのだ。
しかしここで考えてみてほしい。
今してるのはラップの話だ。
別に馴染みのない音楽を聴いても命の危険はない。
むしろ良いラップをするためには聞いたほうがいい。
しかし「コンフォートゾーン」の本能から、過去に聞いたことある音楽を選択しようとするのだ。
これはもったいない。
自分のラッパーとしての可能性を狭めているのだ。
言い換えると過去の世界にしか生きていない。過去の繰り返しの人生を送っているのだ。
世界は広い。自分が知らないものが本当にたくさんある。
にもかかわらず自分の過去に縛られて選択しているなんてもったいなくないか?
ならどうすればいいか。
簡単である
自分が全く聞いたことのない、もしくは避けている音楽をあえて聴くのだ。
最初はすごい抵抗があると思う。
「何なんこれ?」「全然いいと思わん」と。
しかしそれは馴染みがないから、つまり慣れていないからである。
ずっと聴いていくうちに「これなんかええやん」と思える曲やアーティストに出会えるはずだ
すると自分の世界が広がる。
さらにその広がって得た知識が過去を超えるラップに役に立つのだ。
避けていること、やったことないことをあえてやってみよう。
未経験のものに慣れ、自分が変化していく感覚は味わっていくと病みつきになる。それは自分の世界が広がっている快感なのだ。
うまくなるラップのやり方12「『しないといけない』ことなんてない」
うまくなるラップのやり方12「『しないといけない』ことなんてない」
「~しないといけない」という意識が無意識の反発を受ける
という話を前回した。
ここでは反発を受ける理由について、私的な考えを述べていきたい
なぜ反発を受けるのか
それは「自分の自由を守る為の防衛本能」だと思う
人間には自由がある。自らで行動を選択できる権利のことだ。
これがないと他人に行動を決定されてしまう。その結果他人には良いかもしれないが自分には良くないことをさせられるかもしれない。
自分にとって最悪の事態。それは死だ
つまり自由がないと死んでしまうかもしれないのだ。
そして「~しなければいけない」は言い換えると「自分はしたくないけど他人にやらされている」ということだ。
それはまさしく自由を他人に奪われていることの表れではないだろうか。
つまり人間は自由を守るために「~しないといけない」という意識には、それをなんとかして回避しようとする無意識が働くのだ
「~しないといけない」は日常様々なところにあると思う
「宿題しないといけない」
「学校行かないといけない」
「就職しないといけない」
「働かないといけない」
しかし「~しないといけない」ことなんてないのだ
宿題したくなかったらしなかったらいい。
学校で先生に怒られたり、最悪学校を退学になるだけだ。
就職したくなかったらしなければいい。
今の日本お金を稼ぐ方法は調べればたくさんある
働きたくなければ働かなければいい
親のすねをかじってもいいし、ホームレスでも十分に生活していける。困ったら生活保護を受ければいい
現在、人間に必然なのは死だけだ(死も未来で克服されるかもしれないが)
何をやってもいいのだ。
君には完全な自由がある
「やっていい」
「やらなくていい」
そして事実がある
例えば
ラップをやった分だけ実力がつく
あとは
やりたかったらやればいい
やりたくなかったらやらなければいい
のだ
その理由は前の記事で書いた通り効率が悪いから。
そして何よりも「~しなければいけない」という意識は他人から支配されているということと同じなのだ。
あなたは自分の人生を他人に支配さたまま終えていいと思うか?
うまくなるラップのやり方11「努力という間違い」
うまくなるラップのやり方11「努力という間違い」
日本では努力という言葉が美徳とされている
額に汗し、苦労を耐え、力を身につける
努力という言葉にはこんなイメージがあると思う
それはラップでも同じだ
「ラップはやればうまくなると聞いたから努力してラップ一杯やる」
それは
「1日16小節書かないといけない」
「毎日ラップをやらないといけない」
という意識に繋がる
この「~しなければいけない」という意識でラップをすること。
実はこれが一番いけない。
ラップに限らず日常において
「~しないといけない」という意識で行動を起こしていることがあると思う。
しかしこれでは上達は難しい。
なぜかというと
「~しないといういけない」という意識は無意識の反発を引き起こすからである。
これは心理学で検証されていることだ。
無意識というのは自分が気付いていない活動や思考のこと
例えば呼吸は「よし息を吸うぞ!いっぱい吸ったから吐くぞ!」と考えてしているわけではない。気づかぬうちにしているはずだ。これを無意識という
思考にも無意識がある。
そして「~しなければいけない」という意識はこの無意識の反発を受けるのである
つまり気付いていないが、実は反発を受けているのである
皆さんもあると思う
学校の宿題。明日までにしないといけない。しかし「ご飯食べてからにしよう」「ゲーム終えたらやろう」と先延ばしにしてしまう
実はこれは無意識の反発なのである
ゲームがしたいのではなく「なんとかして宿題をしない方法を見つけよう」と無意識が働くのだ
そして結局学校に行って授業中に話を聞かずに宿題を片付けたりするのである
つまり「~しないといけない」という意識は無意識の妨害を受ける。
それはディフェンスが多いところにわざわざドリブルしていくサッカー選手みたいなものだ。
とても効率が悪い
では最も効率のいいやり方とは何か
それは「~したい」と思うことをやることだ
皆経験があるはずだ。
やりたいゲームは睡眠時間を削ってでもやろうとする
学校の宿題は1時間でも苦痛なのに、だ。
「~したい」というのはとんでもないパワーを生み出す。
最も効率の良い方法は「やりたいことをやること」
だから「ラップしたくない」と思った時はやらないほうがいい
めっちゃ効率が悪い
その時はラップを休んで、他のやりたいことをしたほうがいい
ではなぜ反発を受けるのか
そのことについて次回は書いていく
うまくなるラップのやり方⑩二足のわらじのススメ⑵
うまくなるラップのやり方⑩二足のわらじのススメ⑵
前回、
「二足のわらじはダメ!」
「一つのことだけを専念している人がすごい!」
という日本の雰囲気は、実はラップにとって
めっちゃ悪影響、ということを書いた。
それは一体どういうことなのか
それはそもそも良いラップとは何なのかと考えるとよくわかる。
以前書いた通り、良いラップとは
「生理的快感と意外性」のあるラップである。
こう書くと少しわかりにくいので言い換えると
「過去を継承し」(=生理的快感)
「過去を超える」(=意外性)
ラップ
である
どういうことかというと
「過去の継承」とは「モノマネ」である。
先人の作品に触れ、先輩たちが編み出したテクニックや思想を学ぶ。
それは絶対的に必要な過程だ。
先人が積み重ねた時の上に立っているからこそ、レベルの高いラップができるのである。
一方「過去を超える」とは「今までの歴史にない新たなものを生み出す」ということである。
それにはまず過去を知っていなければいけない。
知らないものは超えようがないからだ。
その上で新しいものをどうやって生み出すのだろう。
これがこの記事の核心であり、秘伝の部分である。
それは今までにない「組み合わせ」をするのだ
「組み合わせって、それ全部新しいわけじゃないやん」
「組み合わせてるだけってオリジナルじゃないやん」
こう思う読者もいるかもしれない
しかし考えてみてほしい。
本当に「全くの0から新しいものを生み出したもの」がこの世にあるだろうか?
例えば優れたデザイン性で世界中にファンがいるパソコン「mac」を考えてみてほしい。
macが出る以前、こんなにも洗練されたデザインのパソコンは存在しなかった。
ではmacの生みの親スティーブジョブスは全くの0からmacを生み出したのだろうか?
いや違う。本人はこう語っている
「大学の時に魅せられたカリグラフ(文字をデザインする学問)とパソコンが融合してできたのがmacだ」
そう。ジョブズは0から発明をしたのではない。
すでに存在するものを今までにないパターンで組み合わせたのだ
つまりすでに存在しているものを今までにないパターンで組み合わせる。
これが「過去を超える」ということである
読者も身の回りを見渡して考えてみてほしい。全くの0からつくられたものなどなく、もともと存在するアイディアを組み合わせて作られていることに気がつくと思う。
ここでラップの話に戻ろう
「過去を超えるラップ」をするためには
「今までにない組み合わせ」をしないといけない
しかし日本で歓迎されているような
「ラップしかしていない人」
「ラップしか知らない人」
はどうだろう
その人たちは言い換えるとラップしか知らないのだ
つまり組み合わせの素材がラップの知識の中にしかないのだ
すると大きく過去を超えるものは生まれない
当然だ。もともとがラップの素材を組み合わせてもやっぱり似たようなラップが出来上がるだけだ。
カレーで考えてみるとわかり易い。
カレーの材料を使って新しいものを作れ、と言われても、やはりカレーっぽい味のものしかできないと思う。
つまりラップしかしていない人は良いラップはできないのだ
言い換えると良いラップをするためにはラップ以外の知識が必要なのである。
カレーの例に戻ろう。
カレーに「牛乳」というカレー以外の材料を組み合わせることによって「クリームシチュー」という新しいものが生まれたのである。
だからラッパーはサッカーもするべきであり、囲碁もするべきであり、農業もするべきであり、虫の研究をするべきである。
何が言いたいかというと「ラップ以外のこともするべき」なのだ。
ラップ以外のことをすることで別の知識を増やしていく。
そしてその知識とラップが組み合わされた時初めて「過去を超える」ラップが生まれるのだ。
つまりこの記事のタイトル「二足のわらじのススメ」とは「ラップ以外のことをしたほうがいいよ」という意味なのだ
ラップ以外のことをやっていても全然構わない
むしろ何個でもラップと関係ないことをするべきである
それが良いラップにつながるのだから
うまくなるラップのやり方⑨二足のわらじのススメ⑴
うまくなるラップのやり方⑨二足のわらじのススメ⑴
今回は一見ラップと関係ないように見えて、実はめちゃめちゃ重要なことを書いていこうと思う。
本当にささいなことだけれども、これを理解して実行している人としていない人のラップでは大きく差が出ると確信している。
これは初心者のみならず、すでにキャリアのあるラッパーにも大いに役立つことだ。
ぜひ心して読んでほしい。それではいこう。
「二足のわらじ」と言う言葉がある。
専門分野や職業などを2つ以上持っている人を指す言葉。
例えばアメリカのスポーツ選手などは二足のわらじが多い。
学生陸上チャンピォンが同時にアメフトの州代表選手なんていうのもよくある話だ。
「バスケの神様」マイケル・ジョーダンは一時プロ野球選手をしていたことをご存知だろうか?
しかし日本では複数の分野を同時にやることはあまり歓迎されていない。
「~道」と言う言葉があるように、一つのことを極めるのが良いとされる雰囲気なのだ
今の日本で
「バスケで日本代表なりたい。でも水泳もしたい」
などというと
「そんなスポーツは甘くない。二足のわらじはやめて、一つだけに専念しなさい。」
と怒られることだろう。
これはラップにも言える。
「ラップだけで食ってます。」
「ラップ以外趣味ありません。」
という人のほうがラップに関して精通しているように聞こえる。
しかしこの
「二足のわらじはダメ!」
「一つのことだけを専念している人がすごい!」
という空気は、実はラップにとって
めっちゃ悪影響なのである。
「え?ラップ上手くなるのにはラップだけやってちゃダメなの!?」
と驚かれる読者もいるかもしれない。
しかしその通りなのだ。
それはそもそも良いラップとは何なのかと考えるとよくわかる。
うまくなるラップのやり方⑩二足のわらじのススメ⑵に続く