書を読んでクラブに行こう 玉井幸助(タマイコウスケ)公式ブログ

ラッパー/トラックメイカーの玉井幸助(タマイコウスケ)の公式ブログ。

有名になる方法。何のためのラップと読書か。

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有名になるための方法

まず「有名」とは何か定義することが大切である。

これは僕がよく使う手法だ。

 

具体的に「何」を目指しているのか。分かっていないのになんとなくやっていることが往々にしてあるからだ。

 

では定義をすると何か。

Aについて定義するとは、(Aと言う概念を使わずに)自分の持っている情報で A について説明をすることである。

すると自分の持っている他の情報との結びつきで物事の像が浮かび上がってくる。

なのでより正確に具体的にその概念を把握することができる。

ここで重要なのは事前に持っている知識がないと定義しようがないと言うことだ。

例えば幼稚園児に結婚とは何か聞いてみても具体的な答えは見つからないと思う。

それは独立した社会生活、恋愛、結婚の経験がないからだ。

 

 

では有名とはいったい何か。

有名とは「自分の存在が多くの人に知られている」ことである。

ここで二つ疑問が浮かび上がる。

まず「知られている人」とは誰なのか。

そして多くの人に知られていれば何でも良いのかということである。

 

 

前者について考えてみる。

そもそも人というのが全人類を指している場合は稀だろう。

例えば日本人ラッパーが、ラップで有名になると言うと、「日本人」の中で多くの人に知られるという意味であるし、

かつその日本人の中でも音楽を聴いている人種に多く知られるという意味であると思う。

今の日本は高齢化が進み65歳以上のお年寄りが人口の多くを占める。

ラップで有名になると言った時にその人達にまで深く知ってもらおうとは多くのラッパーが思わないはずである。

なのでまずその人といった場合にも具体的に誰に知ってもらいたいのかということを明確にしないと、方法が定まらない。

 

 

次に後者。どのような知られ方でも良いのかということである。

これは好かれているのか嫌われているのかと言い換えることもできる。

 

 

例えば、不倫疑惑でスキャンダルになっている芸能人。

汚職問題で世間を賑わせている政治家。

彼らは日本人の間では有名だ。多くの人に知られている。

けれどもそれはいわゆる悪名が高いということである。

つまり多くの人に嫌われているのである。

 

 

けれど有名になるという時に、嫌われる意味で多くの人に知られていたいと思う人は少ないであろう。

多くの場合、好印象で有名になりたい。

 

 

つまりこの二つを加味すると有名になるということは。

 

「『特定の人』の間で『好印象を持たれ』て広く名前が知れ渡っている」

 

ということである。

 

 

こういう風に定義すると方法が浮かんでくるであろう。

まず誰に好かれたいかというのを考えないといけない。

それは自分の周りにどういう人が集まるかと考えてみればわかりやすい。

 

 

例えば女性ラッパーが有名になりたいと思っていたとする。

自分のファンがラッパーとしてではなく、ビジュアルや性の対象としてだけ自分のことを見ている人だらけであったらどうだろう。

ライブでは、ファンはほとんどラップを聞いていない。むしろ胸の揺れはどうであるとか、髪型や仕草でであるとかしか見ていない。

ラッパーとして有名になりたいのならそんな人たちに対して有名になっても意味がない。

 

ちなみに、これは「ミュージシャンを音楽以外で評価するのは間違ってる」と言っている訳ではない。

 ミュージシャンが音楽以外で自分を評価する人に好かれてたいと思っているなら、全然OKだ。

 要は自分がどういう人に囲まれたのかということを考えて相手を特定しなければならない。

 

 

そして重要なのは八方美人は誰からも好かれない、と言うこと。

例えばラップでノリ重視のわかりやすい曲を歌っているラッパーは、難解な言い回しを好む文学志向が強いリスナーからは馬鹿っぽいと嫌われるであろう。

逆に文学的な表現に重きをおいているラッパーは、分かりにくいとノリ重視のリスナーからは嫌われる。

 

つまり誰からも好かれるというのは実現しにくい。したとしても深くは好かれないのある。

なので、こういう年齢こういう人ここに住んでいるこういう人に好かれたいと、相手を個人レベルにまで特定することが重要である。

 

 

相手が特定できたら後は簡単だ。

その人が好む情報を発信すれば良い。

 

 

相手が特定できているのでどういうことか好かれるということは明快なはずだ。

例えばラップなら、内容重視か、ビジュアルなのか、それともマニアックに韻や言葉選びを追求すべきなのか。

 

 

後はひたすら特定の相手に好かれる情報を発信し続ければいい。

それは別にネットであろうがリアルであろうが構わない。

あとは蜂が花の香りに誘われるように、好きな人は自然と集まるものである。

 

 

そこからはネズミ算式に人が増えて行く。

特定の人間にとって役に立つ情報特定の人が集まるその人たちの間で知名度上がるさらに人が集まる知名度上昇と言った具合だ。

 

 

自分の好きだったインディーズのバンドやアーティストがある時期を境に急激に有名になり、メディア等で見かけるようになった経験はないだろうか?

それは上の図式で、ある時期から爆発的に知名度が上がるからだ。

 

 

この話の一番のポイントは相手を特定するということだ。

誰に対してやっているのか、と具体化することが大事である。

 

 

 

 

玉井幸助
1991年生。京都府宇治市出身、在住。帝塚山高等学校卒。大阪芸術大学映像学科中退。地元京都から沖縄まで歩いて行ったのをキッカケに退学。愛称「たまこう」。「タマイコウスケ」名義でラッパー、トラックメイカーとして活動中。B-BOY PARK U20 mc バトル 2011 準優勝。バンド「TAMAKO the championbelt」ラップ担当。宇治で中小企業の社長向けにコーチングの活動。読書好き。月に1000冊読む。趣味は旅、絵を描くこと。甘いもの好き。特に芋ケンピ。やりたいことだけやっている。

twitter:https://twitter.com/tamaikosuke
音楽や動画:https://www.youtube.com/channel/UCnTzkuKA2E8IS0iz_pYfL3A
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