スポ根は読書にもラップにも合わない - 書を読んでクラブに行こう　玉井幸助(タマイコウスケ)公式ブログ

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スポ根は読書には合わない

人間は少しづつ変わっていく生き物

スポ根が美徳の日本

巨人の星、アタックNO１、、、

ここらへんを原点に日本の漫画には「スポ根」というジャンルが存在する。

何かというと

血の滲むような訓練

苦しみを我慢した練習

そのさきに、成長と成功があるというストーリーだ。

これは日本人の考え方にもあっていて広く受け入れられている。

我慢、忍耐が美徳、、、

我慢すればいいことがある、、、

しかし、読書やラップ、漫画家を目指していたときの体験から言えるのは、

スポ根は人間に合わない

ということだ

スポ根は人間に合わない

人間が何かしらの成長をするときには痛みや苦しみが伴う。

それは今までの自分を保とうとする本能の働きでごく当たり前のことだ。

なのでスポ根方式は効果がないわけではない。

我慢をすれば短期的に効果が出ることもある。

しかしそれはあくまで短期的なのだ。

そして重要なのは、人間の人生において、成果は長期的に出る、ということだ

不確定性原理とホメオスタシス

その理由の一つは「不確定性原理」が働くからである。

つまりこの世の中は「次は絶対こうなる」なんてことはあり得ないのだ。

あるのは「こうなる可能性が高い」ということだけ。

つまりスポ根方式で我慢して、辛いことしても「必ず」結果が出るとは限らない。

ただ成功確率の高い方法をとり続ければ、いつか成功が巡ってくる（確率が高い。ややこしいけど）。

つまり長期的な目線が必要だ。

もう一つがホメオスタシスだ。

それは何かというと「自分とはこういう人間である」というのを保とうとするということ。

人間は体温や脈拍などの物理的なものから、自分の好き嫌いなど情報的なものまで「これが自分」を保とうとするのだ。

ダイエットのリバウンドの例などがわかりやすくて、急激に変化すると体が「あれ？おかしいぞ？」ともとに戻そうとする

この二つをまとめると、

短期的には結果が出るかどうかわからず、出たとしてもリバウンドの可能性がある、ということだ。

無理せずにやり続けることが大事

つまりスポ根方式は人間に向いていない。

読書でも同じで

「今日８時間読書する！」とか短期間で意気込むと、結局その後全然しないリバウンドを食らう。

重要なのは「やり続ける」こと。

やり続けるとその状態が普通になり、それに対してホメオスタシスが働く。

1日3冊読むのが普通になると、読まないほうが気持ち悪くなってくる。

なのでポイントは「やり続けられる量をやる」ということだ。

スポ根のように短期で結果を出そうとするのではなく、無理せずやり続けて成長していこう

玉井幸助

1991年生。京都府宇治市出身、在住。帝塚山高等学校卒。大阪芸術大学映像学科中退。地元京都から沖縄まで歩いて行ったのをキッカケに退学。愛称「たまこう」。「タマイコウスケ」名義でラッパー、トラックメイカーとして活動中。B-BOY PARK U20 mc バトル 2011 準優勝。バンド「TAMAKO the championbelt」ラップ担当。読書講師。「want02」代表取締役。宇治で中小企業の社長向けにコーチングの活動。読書好き。月に1000冊読む。趣味は旅、絵を描くこと。甘いもの好き。特に芋ケンピ。やりたいことだけやっている。