書を読んでクラブに行こう 玉井幸助(タマイコウスケ)公式ブログ

ラッパー/トラックメイカーの玉井幸助(タマイコウスケ)の公式ブログ。

いいトラックを作る方法② トラックメイク初心者が上達する方法12-2

有効性=どれくらい音楽として心地よいか
希少性=他の人がやってないことかの度合い。
いいもの=有効性×希少性
 
これが前回のおさらい。
 
じゃあ、どうすれば有効性と希少性を高められるか?
つまり、いいものを作れるか?
 

有効性の高め方

まず、有効性
 
これは簡単。
 
自分が心地良いと感じるもの。
その理由を考える。
 
自分が心地よくないと感じるもの。
その理由を考える。
 
例えばラップ。
かっこいいラッパーの曲を何回も聞いて、自分でも真似する。
これが、「自分が心地良いと感じるもの。その理由を考える」。
 
考えてないやん!
と思うかもしれないけど、真似てるってことは無意識で、そのラッパーの技を分析してるっだこと。
 
また、この人ダサいなーと思うラッパーの理由を考える。
リズムがよくないのかな?
じゃあリズムよくすれば、かっこよくなるはず。
歌詞が面白くないのかな?
じゃあ自分は歌詞を面白くしよう。
 
こういう風に、有効性を学んでいく。
実はこれは人間が自然とやってる学習の仕方
だから、なんとなくわかる人も多いハズ。
 

希少性の高め方

じゃあ次に希少性
 
これが実は一番重要。
実は有効性を高める能力は、やってれば勝手につく
今回のテーマでもある「トラックメイクうまくなる方法」の本題で説明したように。
だから、有効性身につけるのは、時間かかるけど難しくはない。
 
ただ、この希少性を意識してる人はものすごく少ない。
だから、他の人よりいいもの作ろうと思ったら「希少性」が一番大事。
 
じゃあ希少性はどうやって身につけたらいいか。
 

まず簡単な方法は、他人がやらないことをやる。

 
希少性とは、他の人がやってないことほど高くなる。
 
なら、他人がやってないことを、意識してやる。
 
じゃあどんなことを、他人はやらないか。
これは簡単。
 
・しんどいこと
・周りの人がやってないこと(普通じゃないこと)
 
の2つ。
 
しんどいことは、誰でもやりたくないよね。
 
また、人間っていうのは、基本的に周りに合わせるようにできてる。
鳩とか見ればわかるけど、一匹がある方向に飛んでいくと、それを他の鳩たちが追いかける。
周りに合わせてれば、野生で死ぬ確率が減るから。
 
だから周りに合わせる。これは本能。
 
最初の方でも言ったように、人間の本能は強い。
だから、意識しない限り、人間は周りと同じことをやろうとする。
 
この2つが、他人がいやがること。 
だから、あえてやる。
そうすることで、希少性が上がる。
 
僕自身の例を出そう。
僕は普通のラッパーがやることの反対を意識してやってきた。
普通のラッパーがやること。
ライブの前に曲を作って披露する。
 
その反対は「ライブ中に曲を作る」。
面白そう、やってやろう。
 
そうやって、僕の即曲ラップっていう、曲を1から即興で作るパフォーマンスが生まれた。
これは希少性高いよね。
 
まず、それがすぐできる方法。
 

希少性を身につける奥義

そして、奥義を教えよう。
希少性を身につける奥義。
 
それは、自分の興味のあることを
 

1つ上のカテゴリーで追いかける

 
こと。
 
1つ上のカテゴリーっていうのは簡単。
例えば、うどん。
これの1つ上のカテゴリーは、麺類。
例えばサッカー。
これの1つ上のカテゴリーは、スポーツ。
 
1つ上のカテゴリーは、一つ上の概念、ってこと。
 
例えば、ラップに興味がある。
ラップの1つ上のカテゴリー、概念を考える。
それは音楽。
じゃあ、
いいラップを作ろう
から
いい音楽を作ろう
に興味のレベルを上げる。
 
すると、何故希少性が身につくか?
 
人間は自分の興味のある情報を集める。
ラップに興味ある人
→ラップの情報を集める。
本屋でラップ雑誌を手にとったり、ラッパーのブログを見たりして、情報を自然に集めてる。
 
その興味を1つ上のカテゴリーにする。
音楽に興味を持つ。
すると、音楽の情報を集める。
本屋に行くと、ラップ雑誌だけじゃなくて、ロックもクラシックの雑誌も見る。
ラッパーだけじゃなくて、ギタリストやピアニストのブログも見るようになる。
 
すると、どうなるか?
ラップ以外の情報を、ラップに活用できるようになる。
例えば、ロックアーティストはセッション(即興で演奏)しながら曲作るらしい。
じゃあ、それラップでやろうよ。
 
それはラップには今までにないもの。
つまり希少性が高い。
 
当然やんね。
だって、他の人がやってないこと=希少性。
ラップ以外の情報をラップに活用したら、他の人がやってない可能性が当然高い。
 
つまり希少性の高いアイディアがバンバン出る。
実は、今まで生まれた新しい音楽とかは、そういう発想で生まれたものが多い。
ジャズも、白人のクラシックと黒人の民族音楽を合わせて誕生した。
 
だから、自分の興味を広げる。
 
その具体的な方法が
 

自分の興味を1つ上のカテゴリーにする

 
ラップなら音楽に興味を持つ。
音楽から芸術に興味を持つ。
芸術から人間の感情の動き(心理学や脳科学)に興味を持つ…
 
と、どんどん興味を広げていく。
 
具体的には、目標を1つ上のカテゴリーにする。
最高ラップのトラック作ろう、を
最高の音楽作ろう、に。
 
日本一のトラックメイカーになろう、を
世界一のトラックメイカーになろう、に。
 
もちろん、カテゴリーは上げれば上げるほどいい。
最高の音楽作る
よりは
最高の芸術作る
の方がいい。
最高の芸術作る
よりは
最高の価値を作る
の方がいい。
 
とにかく、目標をもっと上のカテゴリーにする。
 
これが奥義。
これはすぐには結果は出ない。
でも3年、5年、10年…
長いスパンで見ると、圧倒的に違う。
 
どんどん興味を広げて、希少性を得る。
そして、いいもの作ろう。
 
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▼3分で1曲とは?
作詞、作曲、録音、マスタリング、撮影を3分で同時に行い、1曲を完成させるタマイコウスケのパフォーマンス。タマイが面倒くさがり屋のため、全て即興で行われる。
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▼玉井幸助(タマイコウスケ)って誰?
京都府宇治市出身。
ラッパー、トラックメイカーとして「タマイコウスケ」名義で音楽家の活動。
6才でピアノを始める。以後、ギター、ベース、ドラムの演奏。高校時代にロックバンド結成。
16才でラップと作曲を始める。初めての機材はMPC1000。
大阪の梅田のサイファーで10年弱フリースタイルラップの技術を磨く。
2012年渡米。以後、アメリカ(ニューヨーク、LA)、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)、イギリス、中国、香港、ミャンマーキューバ等、世界各地でパフォーマンス。
2011 BBOY PARK under 20 準優勝。
2019年、Creepy NutsR指定もメンバーの梅田サイファー「Never Gets Old」参加。
 
帝塚山高等学校卒業。
自学でセンター試験平均91点獲得。
大阪芸術大学の映像学科へ。
日本ドキュメンタリー映画第一人者の「原一男」に師事。その後休学。
京都から沖縄まで野宿しながらの徒歩旅行をキッカケに退学。
2016年ソフトバンク大学入学。3ヶ月で自主退学。
2017年イギリスのオックスフォード大学に訪問。
 
作家として活動。
旅、読書術、お金、記憶術などについての本を出版。
著書10冊。
主著に「だから仕事がつまらない」「速旅多旅」等。
 
また読書好き。多いときは月4000冊読む。
速読講師の経験あり。
今、好きな作家は、東京大学法学博士で社会学者の小室直樹さん。
 
旅好き。
今まで世界18カ国に旅行・滞在。
初めての旅は高校時代に鈍行列車で行った熱海旅行。
初めての海外は2012年のアメリカ横断(LAからニューヨーク)。
2012年に地元の京都から沖縄まで野宿と徒歩で旅行。
以後、アメリカ、フランス、ドイツ、キューバ等、様々な国で野宿旅。
2017年に世界一周。
 
自身の知識、経験を活かして、人生をより自由に生きるための情報をYoutube等で発信中。