性欲を利用した読書とラップ。

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性欲を利用した読書について。

「性欲」はとても大きなエネルギーを持っている。

なぜならば、人間の最大の目的である「種の繁栄」に直結している欲求だからだ。

そのため、性行為に結びつくことには大きなエネルギーが発揮されるように人間はできている。

性交渉、セックス、それにつながるような行為には「ドーパミン」という脳内物質が出て、その目的を達成するようにバリバリ動き始める。

例えば、オナニーのおかず。

男性の方々は、おかず探しに夢中になり、気がつけば2時間3時間も経っていたということがないだろうか。

これは一回しかないオナニーをより良いものにしよう、つまりより気持ちいい思いをしようと、その目的に向かって大きなエネルギーが働いたのだ。

このように大きなエネルギーを持っている性欲。

されど目的が達成されるとエネルギーはなくなる。

インターネットで3時間も動画を探すようなエネルギーを持つ性欲を、ただのオナニーで済ませてしまっていいのだろうか。

もっと他のことに使えるはずだ。

性欲のエネルギーを他の事に結びつけるのにはどうしたらいいのか。

簡単である。

「自分のやりたいこと」と「性欲」を結びつけたらいいのだ。

言葉を変えると二つを含んだ、大きな目標を作ればいい。

どういうことか例えを用いて話そう。

例えばラップが上手くなりたいという人がいたとする。

ラップバトルで勝ちたいという目標がある。

ということはそこに性欲を結びつければいいのである。

「バトルで勝つ」ということと「性欲を満たす」ということを含んだ共通の一つの大きな目標を作ればいいのである。

なので、「ラップバトルで勝って有名になり、ラップ好きの女性にモテモテになる」と言った具合に。

ここで重要なのはオナニーしないと言うことだ。

してしまうとたちまちエネルギーは解消される。

オナニーしたくなる時は「ここでエネルギーを使うより、そのぶんをラップバトルに使った方が、結果モテるぞ」と考える。

知り合いのラッパーは曲作りがすごいしんどくて、「一曲作ったら風俗」ルールを設けていた。

それがいいか悪いかは置いておいて、それも性欲を利用した目標の達成方法だと思う。

性欲を我慢しろと言っているのではない。

性欲は人間の繁栄に必要なものであり、大きな力を持っているものである。

ただそれをオナニーで発散してしまうのはもったいないのではないかということだ。

どんな力もウラとオモテ、光と闇がある。

ようは使いようだ。

原子のエネルギーは、非常に大きなエネルギーをもたらす原子力発電の元になり、その一方で原子爆弾を作ることにもなった。

パワーをどのように使うのかはその人間次第である。

膨大なエネルギーを動画探しに使ってしまうのか、それとももっと大きな自分の目標を達成することに費やすのかは自分次第だ。

玉井幸助
1991年生。京都府宇治市出身、在住。帝塚山高等学校卒。大阪芸術大学映像学科中退。地元京都から沖縄まで歩いて行ったのをキッカケに退学。愛称「たまこう」。「タマイコウスケ」名義でラッパー、トラックメイカーとして活動中。B-BOY PARK U20 mc バトル 2011 準優勝。バンド「TAMAKO the championbelt」ラップ担当。宇治で中小企業の社長向けにコーチングの活動。読書好き。月に1000冊読む。趣味は旅、絵を描くこと。甘いもの好き。特に芋ケンピ。やりたいことだけやっている。

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