うまくなるラップのやり方①「真似は最高の学習法」
うまくなるラップのやり方①「真似は最高の学習法」
ラップをうまくなるためにはラップをよく知ること。
そのための方法として今回は
「ラップを真似る」
について書いていく。
そもそもラップを「知る」とはどういうことか。
それは「ラップとはどういうものか」を知ることだ。
そのためには当然聞いてみないとさらにやってみないと、どういうものかわからない。
つまり知るということは、「体験する」ということだ。
これに最も有効なのが「真似する」こと。
実は「真似」は自然にやっている人が多いと思う。
例えばいいと思ったラッパーのラップを口ずさむことがあると思う。
これも立派な真似である。
あまり口ずさまない人は実際にやってみてほしい。
すると聞くだけではわからない様々なことを知ることができる。
それは韻の気持ちよさであったりリズムの心地よさであったり。
体の感覚を通して体験することができるはずだ。
面白いことに、聞いていて気持ちいいとラップは口ずさむと、その数倍気持ちがいい。
やってみるとわかる。病みつきになって何度も繰り返してしまうはずだ。
個人的な思い出だと、高校生のときICE BAHNのFORKのラップが気持ちよすぎて四六時中口ずさんでたことがある。
(一番左のグラサンがFORK)
特に「over view」という曲のはじめのフレーズが好きすぎて何度も繰り返していた。
帰りの号令の時もずっと歌っていて、多分かなりうるさかったのだろう、先生から「お前次それ歌っとたらぶっ飛ばすからな」と言われたことがある。
何が言いたいかというと気持ちいいラップを口ずさむのは、周りに気を使うのも忘れるぐらい病みつきになってしまうものなのだ。
読者には是非やってみてほしい。
これは簡単に今すぐ誰でもできる方法だ。
聞いていていいと思ったラップを口ずさめばいい。
個人的に
mummy-d、little、kreva、FORK、鬼のラップは気持ちよすぎてよく口ずさんでたのを覚えている。
さらに「カラオケ」も実はめちゃめちゃ有効だ。
これは完全に一曲そのラッパーになりきって歌うのでよりラップを知ることができる。
自分でやってみると倍速ラップを歌いきった気持ちよさ、サビに入る時の高揚感など様々な経験をすると思う。
さらにカラオケは歌詞が出る。
なのでより深く曲の世界に浸ることができ、とても良いツールだ。
「ただの真似で上達するのか?」と思う読者もいるかもしれない。
しかし真似というのは他の分野でも使われているれっきとした学習方法なのだ。
例えばプロの小説家は訓練として好きな小説を一言一句書き写して暗記しているという。
これも真似して小説を書いてみることで、その作者が小説を書くときの気持ちなどを体験して「知って」いるのだ。
とどのつまり真似というのは一種の疑似体験だ。
真似をすることで、そのラッパーが曲を作ったとき歌っているとき何を考えどういう感情だったかを「知る」のである。
ここまで書いてお気付きの読者もいると思う。
「じゃあ疑似体験なんかしなくても、自分でラップして体験すればいいんじゃないの?」
その通りである。
では次の記事で
ラップをする
ことについて書いていこうと思う